会社からある日いきなり『Web担当者』を任されて、具体的に何から始めたらいいのか困っている方は多いのではないでしょうか。
そもそもWebサイトって更新してればいいんじゃないの?とかWebサイトの重要性がわからない人が多いのも事実です。
Webサイトはただ更新するだけではなく、きちんと目的を持って戦略的に運用していくことで、最大限効果を発揮します。
中でもWeb担当者は「企業のWebサイトに関わる全ての業務を行う役職」であるため、担当者次第でサイトからの集客・売上アップをさせることが可能になります。
しかし多くの企業において、Web担当者の役割は軽視されており、ただホームページの更新を行うだけの業務にとどまっている、もしくはホームページを制作はしたけど、放置したままがほとんど。
その時、あなたは何から始めますか?
Web担当者になりたての初心者の方へ向けて、少しでも参考になればと思いWebがまずやるべき事を紹介していきます。
あなたが会社のWeb担当者になったら何から始める?
ある日突然上司から会社のホームページを任された!
そんな時、何から始めますか?インターネットなどで調べると色々と出てきます。
アクセス解析?
SEO対策?
あるいはアクセスアップを狙っての広告?
どれも重要ではありますが、それよりもまず何から取り組むべきか整理していきましょう。
Web担当者になったら最低限やるべき事
Web担当者になったばかりだと「Webに詳しくなろう!」と考えて、いきなりWebの勉強し始めてしまいますが…
ちょっと待ってください‼︎
まずは、私の今までの経験上から、Web担当者になったら最低限やるべき事を紹介していきます。
自社の商品・サービスをより詳しく理解する事
SEO・アクセス解析だと勉強を始めるのはとても良い事なんですが、Web担当者に求められている事は「WebサイトのアクセスUP・PV増加・売上を増加させる事」まずはこれですよね。
それぞれ重要で取り組むべき事はありますが、それより何より肝心なものがあります。
それは「自社の商品・サービスをより詳しく理解する!」ということです。
「あなたに言われなくても自社の商品なんだから知ってるよ。何を今更…」と思う方がほとんどでしょう。
しかしここでいう「詳しく理解する」というのは、自社が何を作っている・売っている・提供しているかというのはもちろんですが、「自社のその商品・サービスがなぜ必要とされ市場に受け入れられているのか。何を求められているのか。」というところまで理解するという事です。
Webにからむ様々な技術など勉強するよりも、自社について理解し、きちんと戦略を立ててからサイトを運用していくことが何よりも重要です。
なぜ自社の商品・サービスが市場に求められているのか?
自社の商品・サービスがなぜ市場に求められているか。それをよく理解しているのは販売・営業等に関わっている自社の仲間達です。
- ターゲットとする市場のニーズを調査しているため、必要とされている物を把握し、商品の開発、提供にどのように反映させているのか。
- これまでに顧客からどのような相談や問い合わせを受けているのか。
- どのようにその商品・サービスを売り込んでいるのか。
- その商品・サービスの何が市場に受け入れられているのか。
- どのような競合他社がいて、どのような違いがあるのか。
- 商品・サービスの継続的な市場調査・分析を行っているのか。
- 市場のニーズに沿った製品に改良しているのか。
- その他にも気になることはどんどん質問しましょう。
会社の売上を支える柱ともいえる商品・サービスについて、いろいろな角度から疑問を持って聞き出して調べてみましょう。
実際に自分で商品やサービスを利用してみてください。新たな発見があるはずです。
市場に必要とされている理由、それはあなたの会社が持つ強みです。
これを理解しているといないとでは、ホームページを使って発信できる内容にも大きな違いが出ます。
ぜひこの機会に整理して「自社の商品・サービスの強みは何か」を考えてみてください。
Webサイトを運営していくうえで、周囲の協力は必要不可欠です。自ら行動を起こして、上司や先輩後輩とみなさんに協力をしていただき自社とその商品・サービスへの理解を深めていきましょう。
こういった下準備は今後いかされてきます。しっかりと情報収集をして準備をしておきましょう。
競合他社を見つけて分析しよう!
自社の強みが発見できたと思います。次は戦略を練るのですが、そのために競合他社数社のサイトを探して分析をしましょう。
競合他社の分析を行うことによって、自社と強み・魅力が似ている企業、全く異なるアプローチをしている企業など、それぞれの手法でサイトを成長させている事に気が付き、どこの企業を参考にすべきか見えてくるはずです。
そして、それらの企業が打ち出せていない要素「価格・品質・デザイン・レスポンス・サービス等」様々な角度から競合他社との比較を行って、何がどうお客様に喜んでもらえるのか、役に立つのか。自社はどう争っていくのかと考えながら競合他社と比較するといいでしょう。
これではじめて、お客様に有益な情報を発信できるようになります。これにより、リピーターのお客様だけでなく新規のお客様の発掘にも繋がっていきます。
Webサイトの基礎知識を学ぼう!
準備ができたら、Webサイトの基礎知識を学びましょう。知識を学ぶことで、よりWeb担当者としての幅も広がって、社内で貴重な存在になれます。
それでWebの世界は奥が深く、すぐに新しいものが出てきますので、全てを学ぼうとしても終わりはありません。
Web担当者に求められるものは、それぞれですので必要最低限の基礎知識を学べればいいので、浅く広くを意識して学んでいくように意識してください。
Web担当者になったら最初にするべき事は?その1|まとめ
- 自社の商品・サービスをより詳しく理解する。
- なぜ自社の商品・サービスが市場に求められているのか?
- 自社の商品・サービスについて社内の仲間に質問しよう。
- 自社の商品・サービスの強みは何かを考える。
- 競合他社を見つけて分析すること!
- どうお客様に喜んでもらえるのか、役に立つのか。自社はどう争っていくのかを考える。
- Webサイトの基礎知識をまずは広く浅く学んでいこう。